繊細な文様から品格を感じる逸品
勝山さんの父が40年程前に手に入れた
貴重な扁平糸を横糸に使用することで、
程良い張り感と
糸本来の美しさが伝わる作品でございます。
意匠は正倉院の宝物にある
平脱と呼ばれる高い技法を使った
鏡箱をモチーフにしており、
細かい色分け、
複雑に入り組んだ絶妙のグラデーション、
裏側の渡り糸を見た瞬間に
ゾクッといたしました。
高い技術力に裏付けされた
上品で高尚な佇まい。
素晴らしい作品だと思います。
秋単衣から袷衣と、
幅広いお着物でお楽しみいただけます。
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